環境目標と実績

環境目標と実績

CO2 排出量削減の取り組み

カーボンニュートラル実現に向けた取り組み

炭素生産性の向上を目指す当社の事業計画は、2021 年10 月29 日に経済産業省北海道経済産業局より全国初となる「エネルギー利用環境負荷低減事業適応計画」として認定を受けました。この計画にもとづく認定事業の他にも脱炭素効果の高い生産設備の導入を随時行い、カーボンニュートラルの実現を目指しています。

エネルギー利用環境負荷低減事業適応計画

■計画概要

実施期間/ 2021 年11 月~2024 年5 月

目標値 炭素生産性向上25.1%(基準年 2020 年度)

■2022 年実施事業例

太陽光発電設備の追加導入

  • 第2 太陽光発電設備(130 kW) を増設、総発電能力140 kW へ強化
  • 蓄電池(150 kWh) を導入、余剰発電量の効率的利用を実現
  • 第3 太陽光発電設備の導入検討

スプレードライヤーの導入

CO2削減に向けて製造工程の見直しにより、格段にエネルギー効率に優れたスプレードライヤーを主力製品の生産設備として導入しました。

重油ボイラーからLPG ボイラーへの切り替え

工場で使用するボイラーを重油からLPG へ変換しました。

製品の環境性能向上への取り組み

持続可能な原料・資材調達への取組み

原料を持続可能かつ再生可能な資源から調達し、梱包資材を環境負荷の低い素材に置き換えるなど、責任ある調達の推進に向けた取組みをしています。また、サプライチェーンの取引先との連携・共存共栄を進めることを目的とし、「パートナーシップ構築宣言」をしました。

【原料調達の取り組み】
  • 廃棄物削減  ― 農作物の未利用部位利用
  • 土壌への負荷軽減  ― 各国規制に準拠した残留農薬基準値をクリアした原材料を使用
【容器・包装材料での取り組み例】
  • 脱プラスチック  ― 最終製品包材をプラスチックフィルムから紙製未開封シールに変更検討
  • 森林資源保護  ― 化粧箱、外装段ボール、社用紙袋など紙製梱包材をFSC 認定製品(または素材)に変更(※Forest Stewardship Council:森林管理協議会)

廃棄物削減に向けた取り組み

一般廃棄物排出量 産業廃棄物排出量削減

  • 分別の細分化、特に廃プラスチックの分別強化
  • ゴミ室の整理整頓と分別ごとの明確な表示
  • 植物系残渣類は肥料原料として再利用
  • 廃油回収、古紙回収、インクカートリッジ回収など

水使用量削減

雨水、雪融解水の利用

雨水を貯留し、再利用しています(P.9 参照)。また雪冷房で使用した雪の融解水も同様に貯留、活用し水使用量の削減に努めています。

井水利用

使用水の90% を井水で賄っています。井水は水温が安定しており水温調整に必要なエネルギーを削減できます。また災害時における復旧が早いメリットがあります。

化学物質の適正使用

当社における管理対象物質は以下の2つです。いずれも使用必須な物質のため削減が難しく適正使用を継続した目標としています。

管理対象物質

  • アセトニトル(研究分析機器にて使用)
  • クロロホルム(研究分析機器にて使用)