日時/ 2016年7月9日(土)~10日(日)
場所/ 札幌市(ロイトン札幌)
主催/ 統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)
後援/ 経済産業省 北海道経済産業局、株式会社アミノアップ化学
平成28年7月9(土)~10(日)、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)主催による研究報告会が開催されました。統合医療機能性食品国際学会(ICNIM, International Congress on Nutrition and Integrative Medicine)は、統合医療および機能性食品の有効性を基礎および臨床による検討を通して明らかにすることを目的として発足された学術団体です。


今年で第24回目を数える本研究報告会は、機能性食品を通じた代替医療におけるエビデンスの集積と活用に関する継続的な国際活動が認められ、経済産業省北海道経済産業局の後援のもとに実施されました。
基調講演にはメモリアル・スローン・ケタリング がんセンターのGary Deng先生をお招きし、このほかに19題の一般講演と、35題のポスター発表が行われました。総合討論ではグローバルヘルスケアに向けた健康状態の包括的なデータ解析や、国や地域ごとに異なる食習慣と健康問題について紹介され、国や分野によって異なるサプリメントの活用方法や評価検討ついて議論が行われました。
最終的にアメリカ、中国、韓国、タイ、フィリピンなど世界32の国と地域から合計419名のご参加をいただき、より高度なレベルの研究成果が発表されました。
また、本会議では優秀な研究成果を発表された研究者への受賞制度を設けており、懇親会の場で表彰が行われました。
【優秀研究報告賞】
「AHCCの乳がん化学予防におけるマイクロRNAの役割:腫瘍抑制因子miR-335の特性」
Chantal Matar (University of Ottawa, Canada)
【若手研究者奨励賞】
「高リスク型ヒトパピローマウイルス感染と分泌型IgAに対するAHCCの臨床効果」
三木 健輔(美馬レディースクリニック/横浜市立大学)
【優秀ポスター報告賞】
「慢性脳血管症患者の中軽度認知障害に対するアスパラガス抽出物の効果」
Natalia Mikhailichenko (International Medical Center NEVRON, Russia)
基調講演/
Gary Deng 先生 (メモリアル・スローン・ケタリング がんセンター 統合医療科 医長)
「がん治療における栄養学とサプリメント:米国の現状(Nutrition and dietary supplements in cancer care: Current status in the United States)」
座長/
伊藤 壽記 先生 (大阪大学大学院医学研究科 特任教授)
西平 順 先生(北海道情報大学医療情報学部 教授)
西澤 幹雄 先生(立命館大学生命科学部 教授)
佐藤 健司 先生(京都大学大学院農学研究科 教授)
詳細は下記ホームページをご参照ください。
▼統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)ホームページ
http://icnim.jpn.org/